チョキ。
2006/01/16

 
 坊ちゃん、チョキができるようになった。グー、チョキ、パーのチョキ。小さな子供にとって、チョキの指の形を作るのはなかなか難しいらしく、今まで、人差し指を一本突き出した状態で、チョキと言っていたのだが、ようやく正しいチョキになった。何かができるようになるというのは、やはりうれしいらしく、何度もチョキを作って見せてくれる。

 かにさんだよ。
 チョチ。
 さいしょは、ぐー。じゃんけんポン。
 チョチ。

 ひゃーカワイイ。チョキと言えずチョチになってしまうところがまたカワイイ。チョキだけでなく、キツネも作れるようになったんですよ。あと、両手をげんこつにして重ねて、望遠鏡とか。両手をくっつけて丸めて、キャベツとか。

 トッタン、ほら、コンコン、じつねだよ。
 ぼんえんきょーだよー。
 キャベツ。

 保育園で覚えてくるのだろうが、こういうシンプルな遊びでも充分楽しめるってのが素晴らしい。感受性が豊かなんだな。

 俺も何か指遊びを考えてみようかな。

 指を互い違いに重ねて、布。
 げんこつの上に手のひらを乗せて、寿司。
 手のひらを開いて指をクイッと曲げて、ICチップ。

 色々考えたら、大人でも結構楽しめますから、皆さんも色々考えて作ってみてください。 
 

 

初詣。
2006/01/09

 
 遅ればせながら、初詣に行ってきた。いつもは近所の氏神様で済ませるところ、今年は熱田神宮へ参拝。氏神様、浮気してゴメン。今度ちゃんと行くからね。

 元旦から一週間以上も経っているのにも関わらず、参拝客がごった返し、出店がひしめき合っていた。初詣客で賑わう参道の雰囲気が、昔と変わらぬ日本の風景の一つだ。最も親しい人と連れ立って、お正月の真新しい気持ちで歩く人々の群。その中に身を置いているだけで、不思議な安堵感と居心地のよさを感じる。

 本殿の前で、人口密度はピークに達し、満員電車のような人ごみとなる。それぞれがそれぞれの作法で拍手を打ち、神妙な面持ちで手を合わせて願掛けをしている。

 受験に合格しますように。
 髪の毛が生えますように。
 宝くじが当たりますように。
 彼女ができますように。

 みんな、そんな願いを必死で念じているのだろうな。願いと言えば聞こえはいいが、これは欲望だ。その場に居る全ての人が自分の欲望を心で念じる場。自分勝手な欲望がひしめき合う場。しかし、その場の雰囲気はやはり清々しくて幸福に満ちている。

 世界に平和を。
 坊ちゃんが健康で幸せでいられますよう。

 俺も負けじと欲望を念ずる。

 参拝の後、おみくじを引いた。
 おみくじの大きな筒を坊ちゃんが抱きかかえてシェイクすると、番号の書かれた棒が出てきた。その番号を御巫に言うと一枚の紙を渡してくれる。坊ちゃんはそれは小さくてカワイイ手でしっかりと受け取った。場を離れてその紙を開いてみる。

 大吉。

 うほっ。大吉だ。占いなんて信じていないのに、大吉が出るとうれしい。いいことがある。きっといいことがある。家族が無事で一緒にいられることの幸せを、大吉のおみくじを眺めながらかみ締めた。

 皆様におかれましても、良い一年が過ごせますよう。

 あけましておめでとうございます。
 

 

風呂。
2006/01/07

 
 最近は、何をするのもヤダ、ヤダと言う坊ちゃん。

 お風呂入ろうか。

 ヤダ。

 じゃあ、ペンギンさんと一緒にお風呂入ろうか。

 ヤーダもん。ヤダもんもん。

 こんな問答の末、なだめすかせてお風呂に入れる。入ったら入ったで、お風呂は楽しいみたいで、キャッキャと遊ぶ。

 俺のちんこを見て、

 トッタン、ほら、腹ペコ青虫がいるよ。おいらは腹ペコ青虫だーって言ってるよ。

 クワガタムシ、ガブするよ。

 手に持っていた、ムシキングのクワガタムシのおもちゃのはさみの部分を、俺のちんこにがぶり。

 ギャッ、痛っ。

 体も洗って、シッカリ温まって、さぁ出ようとすると、今度は坊ちゃん風呂から出ない。

 お風呂出ない。もうちょっと遊ぶ。ヤーダもん。ヤダもんもん。
 

 

邪悪。
2006/01/04

 
 友人の家に遊びに行ったら犬がいた。ヨークシャーテリアという種類で、モップっぽい小形犬。

 このモップ犬が、俺だけに吠えるんですわ。

 ブルブル、ガクガク震えながらも、牙むき出しの物凄い形相でグワフッ、グワフッと吠えながら、ビクビクと少しずつ近づいてくる。ところが俺がちょっとでも動くと、ギャンと飛び上がり、慌てふためいて逃げ惑う。フローリングの上だと滑ってしまうようで、ズルズルとずっこけながら逃げていく。なんちゅー、気の弱い犬だ。情けない。

 一体、どうしちゃったのよ。こんなに怖がるのは、初めてよ。この子に何したの?

 へ?ご覧の通り、立っているだけですがな。

 可哀想に、こんなに震えているじゃない。

 し、知らんがな。

 試しに部屋の外に出て、そっと中の様子を窺ってみると、真冬の海に落ちたように震えていたモップ犬が、別人のように、あ、いや、別犬のように、愛らしく尻尾を振りながらじゃれているではないか。俺以外にも、このモップ犬と初対面の奴がいたのだが、そいつにもハアハア言って擦り寄っている。カワイイやないか。愛くるしいやないか。

 チクショー。何か、ムカつく。

 俺が再び部屋に入ると、モップはまた、悪魔に出くわしたかのごとく、怯えまくる。コノヤロー。ムカついたので、両手を上に振りかざして襲い掛かるポーズをしてやった。ガオー。食べるぞ、コラー。

 ギャン。

 ちょっと、何すんのよっ。この悪魔っ。

 うっせー。俺が何したってんだよ。

 しかし、犬ってのは敏感な生き物だからな。地震や火山の噴火などの天変地異や、建物の倒壊などの災害を敏感に察知する能力があるって言うじゃない。邪悪なものを感じた犬が犯罪を犯した犯人を突き止める、っていうドラマも見たことがある。

 俺から邪悪な何かを感じ取ったのかも知れない。

 俺は邪悪っすか。

 ああ、そうですか、そうですか。

 新年早々凹むな。ひーん。
 犬年だってのに。ひーん。
  

 

耳掻き。
2005/12/31

 
 気が付けば今年も大晦日だ。

 今年も皆さんにはお世話になりました。ありがとうございました。皆さんに支えられて、今年も幸せに生きることが出来ました。このサイトで自分を表現することが、私の人生の大切な要素となっています。それを多くの人に見てもらって支持していただいて、これほど幸せなことはないです。本当にありがとう。

 戦争やら、テロやら、悲しい犯罪やら、あえて外交問題をこじらせて憲法や国防についての流れを変えようとする思惑やら、好景気と言いながら貧富の差は広がり、大増税で生活は圧迫され、結婚はおろか就職すら出来ない若者が増加し、人口は減少に転じ。本当に混沌としてます。こんな時代だからこそ、少しでもホッとする話題や笑いを提供できればと思っています。来年も、またヨロシクお願いします。

 今日は我が家も、大掃除をした。どれぐらいの大掃除かと言うと、家具を動かすぐらいの。クタクタになったが、おかげでキレイになった。大掃除をして色々物を動かした後に困るのが、物が見つからなくなるってことだ。

 あれ、リモコンは?

 あれ、耳掻きは?

 耳掻きがないってのは、本当に辛い。耳が掻けないと思うと、余計痒くなってきて、おい、マジで何処にいったのよ耳掻き。あー、イライラする。

 小指を突っ込んでほじろうとするが、入らない。そりゃそうだ。小指が入るぐらいなら、最初から耳掻きという道具は発明されないんだよ、バカ。あーっ、痒っ。

 仕方がないので、とりあえず爪楊枝を突っ込んで掻き掻きするのだが、爪楊枝では上手く掻けない。綿棒があったのでそれも試してみたがダメ。綿棒は優しすぎるのよ。もっとガツッと掻きたい。

 あーっ。もうっ。

 皆さんも、大掃除の前には、耳掻きだけはなくさないように、しっかり確保しておいたほうがいいよ、マジで。
  

 

雪山。
2005/12/26

 
 俺は車通勤をしている。途中一級河川の堤防を走るのだが、大雪が降った翌日、その大きな川の真ん中に巨大な雪の山が出現。どれぐらいでかいかというと、五階建てのビルぐらいの大きさ。どーん。

 な、なんじゃこりゃ。

 巨大な雪山の上には、ちょうど大きな橋が架かっていて国道と高速道路が走っている。川の中央部分あたりで橋の防風壁が途切れている。はははーん。なるほど。積雪があった場合、道路上の雪を除雪して、あそこから捨てるようになっているのだな。何十年ぶりかの大雪で、その積雪量は尋常ではなかった。それをかき集めて一箇所に捨てたのだから、そりゃ巨大な雪山になるよ。

 登りたいな。あの雪山のてっぺんに登りたい。穴を掘って、巨大かまくらを作ってもいいな。そこにしばらく住んでもいい。毎朝巨大な雪山を眺めながら、夢だけが膨らんでいく。

 年末年始は、雪山に住もうかな、マジで。

 イエティー。
  

 

ちんたろー。
2005/12/25

 
 朝起きてリビングに来てみると、テーブルの上にプレゼントが。と言う演出をしてみたのだが、坊ちゃんはいたって冷静。ドーンと置いてあるプレゼントの袋に目もくれず、朝食を無心する。

 仕方がないので、あらっ、おやっと言いながらプレゼントを坊ちゃんに渡すが、それでも無関心。仕方がないので、俺が袋を開けて、中からプレゼントを取り出す。

 あっ、ちんたろー。

 トッタン、ちんたろうありがとう。ちんたろートッタンにもらったぁ。

 よし。正解。それでよし。我が家にサンタクロースは来ないのだ。
 

 

雪国。
2005/12/22

 
 連日、雪である。俺の住んでいる地域は、雪などほとんど降らないので、この大雪にはビックリ。お前は何星人やねん、ここは何処やねん。

 しかし、このウキウキ気分は何とかならないものだろうか。
 正直、うれしくて、楽しくて、タマラン。

 雪が降り恥じると、十分おきに外を眺めて、うっひゃー、すっげーぞ、すっげー雪だぞと、おおはしゃぎ。何回かに一回は、外に出て行って積雪具合を確かめずにはいられない。大変だー、大変な雪だぞこりゃー、って口では言いながら、心の中では楽しくて仕方ない。馬鹿だなぁ、俺。

 ボコッ、ボコッと新雪を踏みしめると、何処まででも、新雪を踏みしめながら歩いて行きたい気分になる。ボコッ、ボコッ。

 あと、不思議と雪の日って、暖かいんですよ。
 家と言うシェルターに守られているという精神的な安心感だけでなく、本当に暖かいんです。雪の日の温かい料理がまた、幸せなんだな。雪国の人には怒られそうだけど、もうしばらく、雪国のままでもかまわない。
 

 

感謝。
2005/12/21

 
 第2回、まぐまぐBooksアワード、無事投票を終了いたしました。読者投票の最終順位は14位。得票数671。いただいたコントの数269。

 もう言葉では表現出来ないぐらいの感謝です。

 物凄く沢山の元気をもらいました。
 生きる勇気をもらいました。

 本当にありがとうございました。投票にご協力いただいた皆さん、コメントを残してくださった皆さん、全員に直接お礼の言葉を言いたいですわ。一人、小一時間ずつぐらい。今まで見たことないお名前もコメントボードに沢山見かけましたし、コメントの内容の温かいこと。こんなに褒めてもらったことないので、有頂天っすわ。

 アワードの最終審査結果は、二ヵ月後だそうですが、もういいっす。もう既に俺は、大切なことを沢山教えてくださいました。十二分に満足です。

 本当にありがとうございました。
 今後とも末永く、テキストワールド及び、110kz.comをヨロシクお願いします。

いとうけんじ。
 

 

サンタ。
2005/12/20

 
 今日は皆さんに謝らなきゃならないことがあります。本当に何と言ってお詫びしてよいのか、言葉が見つからないのですけど。スミマセン。本当にスミマセン。

 俺、サンタクロースになります。

 ううう。あれほどクリスチャンでもないくせにクリスマスに浮かれる日本人を馬鹿にしていた俺ですが、今年は、俺、サンタになりますっっっ。ううう。

 う、嘘だと言って。ネェ。ネェ。嘘だと言ってよ。
 いゃゃゃゃっ。

 チクショー。世の中が悪いんだよ。坊ちゃん保育園でサンタのことを吹き込まれてしまって、完全にクリスマスモードになっている。

 「サンタクロースのおじさんに、いいものもらう。」
 「イイ子にしてると、いいものくれる。」

 って、嫌いな白菜を懸命に食べたり、寒くて嫌なトイレも頑張ったり、痛くて嫌な耳掻きや歯磨きもじっと耐えるんですよ。そんな坊ちゃんに、誰が「うちにはサンタクロースは来ない。」なんて言えますか。街でサンタの人形や飾りを見かけるたびに、「わー、さんたさんだー。」と喜ぶ坊ちゃんに、誰が「サンタは異教徒の作り話で、俺たちには関係ない。」と言えますか。この人でなし。鬼っ。

 俺には出来ない。

 殴ってくれ。気のすむまで殴れ。

 今でも俺は、クリスチャンでもないのにクリスマスで浮かれる日本人は滑稽で、みっともないと思う。それは変わっていない。高校生の頃から、脱クリスマスをしてから、偏屈だと言われても、意地っ張りだと言われても、きっぱりクリスマスとは決別していた。クリスマスを客観的に眺めるようになると、これほど馬鹿げた現象はないと思えてくる。意地でも見栄でもなく、本当にクリスマスがバカバカしいと思っているんですよ。

 いいから。もう言い訳はいいから。

 ううう。

 「何が欲しいの?サンタさんが持ってきてくれるかもよ。」

 って。俺。うう。

 ちなみに坊ちゃんが欲しいのは、JRの貨物列車を牽くEH500という形式の電気機関車で通称「金太郎」と呼ばれている車両のプラレール。うーん、マニアック。

 「サンタさんに、ちんたろうもらうの。」

 って、もう、カワイイのよ。ホント。

 ゆ、許してね。
 

 

パイオツ。
2005/12/14

 
 メルマガコンテストやってます。
 http://books.mag2.com/dynamic/m/0000116237/index.html
 お願い。投票して。一日に一回ずつ投票できるので、毎日投票して欲しいです。お願い。
 ココだけの話ですが、投票するとキレイなお姉さんのセクシーポーズが見られます。
 お願いします。ありがとう。

 坊ちゃんが、自力でお風呂のバスタブをよじ登って出られるようになったんです。首のところを持って、そっと洗っていたあの小さかったベイビーが、今や、自分でバスタブをよじ登るんですよ。感動っす。

 感動したので、初めてバスタブによじ登った時に、記念撮影をした。パシャ。

 と。

 あ。

 バスタブのふちに誇らしげに立つ坊ちゃんの背後に、裸のヨメが。ヨメのオッパイが。業界用語で言うところのパイオツが。

 写ったかも知れない。
 写らなかったかも知れない。
 どうしよう。

 我が家は色々こだわりがあって、フィルムカメラで写真を残している。つまり、この写真は写真屋さんで現像しなければそれがどうなっているか確認できないのだ。どうしよう。

 カメラの中には、家族旅行したときの写真や、坊ちゃんのお友達と水族館に行ったときの写真も写っているはずなのだ。それに、初めてバスタブに立った勇姿の写真もやっぱり取っておきたいし。どうしよう。

 「現像したらアカンで。」

 ううう。そうだよね。じゃあ、俺も恥ずかしい写真撮るから、それで敵の目を引きつけるって作戦はどうかな。俺がおとりになります、隊長。

 「絶対に、アカンで。」

 それから数ヶ月、悩みに悩んで、先日現像に行って来た。もちろんいつもと違う写真屋さんで。結果は、オッパイは写っていませんでした。セーフ。

 もんのすごく、ホッとしました。

 あー良かったー。

 俺の恥ずかしい写真も、撮らなくて良かったぁ。
 

 

クワガタ。
2005/12/11

 
 メルマガコンテストの第二弾です。
 http://books.mag2.com/dynamic/m/0000116237/index.html
 お願い。投票して。一日に一回ずつ投票できるので、毎日投票して欲しいです。お願い。
 お願いします、ありがとう。

 坊ちゃんが、「ぐわがたむしみたい。」と言うので、クワガタムシをほじくり出した。「ぐわがたむし、さわりたい。」と言うので触らせてあげようと思った次の瞬間。

 ぐわ。痛っ。

 クワガタムシが俺の手のひらに噛み付いている。うがっ。あ、でも、クワガタのはさみにガブッとされているのって、噛まれているとは言わないかな。噛むって、口でガブッとすることだからな。

 はさみの所を引っ張って離そうとしたが、あれ?、あ、イタタタタ。取れねぇっす。イタタタタ。じわじわと力が強くなって、痛いっ。物凄く痛いっ。やめて。もーやめて。それ以上強くしたら、刺さるから、やめて。

 うがっ。

 例えば犬とかにガブッとされた場合、なんつーか、こう、フッと力が抜ける瞬間ってのがあるんですよ。フッと気が緩む瞬間ってのかな。その隙に、バッっと振り払えば逃れられる。怖いお兄さんに胸倉つかまれたときも同じね、これ。

 でもクワガタって、虫でしょ。虫は哺乳類とは全然違うんですわ。その隙が一切ない。じわじわと機械的に、はさむ力を増してくる。うわ、もうダメ。やめろや、この虫けらめ。痛いっ。イタタタタ。懇親の力でクワガタのはさみをこじ開けて、やっとの思いでクワガタを引き離した。

 はさまれていたところは、1cmほどサックリ切れて、血が出ている。

 はい。クワガタムシ。取れたよ。ホラ、触っていいよ。

 俺の手から離れたクワガタムシを、坊ちゃんに差し出したが、一部始終を見ていた坊ちゃん。「もう、いい。ぐわがたむし、さわらない。」

 お前は正しい。

 本日の、坊ちゃんボイス。
 でんでんむし。
 どんぐりコロコロ。
 大きな栗の木の下で。
 小鳥はとっても歌が好き。
 線路、片付けていかんよ。せっかく、かあさんが作ったのに。

 あと、風邪で寝込んでいるコバン(小林君)へのメッセージ。
 コバンがんばれ。はやく治ってね。
 

 

オタク道。
2005/12/10

 
 メルマガコンテストの第二弾です。
 http://books.mag2.com/dynamic/m/0000116237/index.html
 更新を全然していないのに、投票をお願いするのは心苦しいのですが、お願い。投票して。一日に一回ずつ投票できるので、毎日投票して欲しいです。お願い。

 坊ちゃんの電車好きが進んで直面した問題がある。同じ電車なのに違う名前、そして、違う電車なのに同じ名前、と言うことが多々あるのだ。

 つまりどういうことかと言うと、例えば同じ形の列車を複数の路線で違う名前で使っていたり、モデルチェンジによって、使用する車体が変わったり、諸々の事情で車体と名前が一致しないケースが沢山あるのだ。

 えっと。マニアックな話していいですか。
 えっと、チョーマニアックですけど。チョーマニですけどいい?

 分かりやすい事例でお話しすると。
 えっと、分かりやすい話って言っても、マニアックですけど、分かりやすいといってマニアックな話するあたり、俺もかなりオタクかなと思うんですけど。

 えっと、E2系っていう形の新幹線の車両があるんですけど。

 やめた。やっぱ説明するのやめた。マニアックすぎる。

 とにかく何が言いたいかというと、坊ちゃん、沢山電車の本を持っているのだが、本によって、同じ形の車両の呼び方が違うのだ。これ、困るんです。

 「あー、これ、さざなみ。」ってカワイイ声で教えてくれるので、どれどれと見てみると、その写真には「わかしお」って書いてある。「えー。これわかしおだよ、さざなみじゃないよ。」と否定する俺。しかし、一緒だったんです。「さざなみ」と「わかしお」って全く同じ車両で、走る路線によって名前を変えていただけだったんです。

 ごめーん。坊ちゃん正しかったんだよ。ホントごめーん。父さんが間違っていた。許して欲しい。

 坊ちゃんにしてみれば、昨日と今日とでは言うことが違うやん、と心の中で混乱していたに違いないのだ。大人に対する不信感を抱かせてしまったに違いないのだ。ゴメンな。ホントごめん。嘘つきな大人でゴメンなぁぁぁぁぁ。辛い思いさせてゴメンなぁぁぁぁぁ。うわーん。

 もう、こんな悲しい思いをさせるのは、絶対にイヤだ。俺は坊ちゃんの絵本を、テプラで全て修正した。「わかしお」と書かれた上から「さざなみ」と書いたテプラを貼り付ける。「とかち」と書かれたところを、「ニューレッドアロー」に修正する。E2系を全て「やまびこ」に統一。

 黙々とこんな作業をしながら、つくづく、俺って、なんだかマニアックだと思う。
 

 

メルマガ。
2005/12/08

 
 メルマガコンテストの第二弾です。
 http://books.mag2.com/dynamic/m/0000116237/index.html
 更新を全然していないのに、投票をお願いするのは心苦しいのですが、お願い。投票して。
 お願いします、ありがとう。

 坊ちゃんボイス、好評でしたので、うへへ、調子に乗ってバンバン公開しちゃいます。
 まずは得意の電車の名前。
 つばさ、300系ひかり、500系のぞみ、こまち、なすの、やまびこ、マックス。
 スーパー白鳥、ホワイトアロー、つがる、ひたち、踊り子、スーパーそうや、さざなみ、成田、スーパーあずさ、あさぎり、名鉄、サンダーバード、しなの、サンライズ、はるか、オーシャンアロー、しおかぜ。

 いってきます。
 オオカミだぞ。
 靴、脱ぐ。
 おばあちゃんに、会いたい。

 坊ちゃん、お気に入りのクマのプーさんのおもちゃがある。このプーさん、歌うんです。こんな風に。
 それを、坊ちゃんが真似て歌います。

 いゃーカワイイ。ホント親バカで申し訳ない。
 

 

サウンド。
2005/12/05

 
 カワイイ坊ちゃんの成長の記録を留める媒体として、俺はボイスレコーダーを選んだ。ずーっと長らく、ビデオカメラを買おうかどうしようか悩んでいたのだが、どれだけ店に足を運んでもどれを買ったらいいか分からなかったし、買ったところで、編集やダビングやら、難しくて面倒くさい作業を放棄してしまうことは目に見えていたし、買えないまま時間が経過してしまった。同じ理由でデジタルカメラも買えずじまい。

 で、ふと思いついたのがボイスレコーダー。

 これなら、録った音声ファイルをパソコンに移すだけだから、管理が楽だ。それに、思い出の形としては、なかなか面白いのではないだろうか。早速購入して、坊ちゃんの声を録りました。聞きたい?めっちゃカワイイけど、聞く?

 うふふふ、こっち向いていかん。
 えい、えい、おーっ。
 うん?これ?ハムスター。
 みかんだぞー。食べてみる。
 ありがとう。みかん、ありがとう。
 みかんおいしいね。
 いない、いない、ばぁ。
 こっちおいで、こっち、おいで。
 むすんで、ひらいて、手をうって、むすんで・・・。
 ごちそうさまでしたっ。おいしいごはん、ありがとうっ。

 どうよ、かわいいでしょ。ちょーかわいいでしょ。ひゃーかわいい。
 

 

肩車。
2005/12/04

 
 坊ちゃん肩車が大好き。いつでも何処でも、すぐに「肩車して、トッタン。」と言ってくる。本当はもっと歩かせたいのだけれど、肩車をせがむ姿がカワイくて、つい甘やかして肩車をしてしまう。ま、今しか出来ないし、普段は保育園で色々我慢させてるから、肩車するぐらいいいかな。

 坊ちゃん、コアラみたいに俺の肩に乗って、俺の頭にしがみつく。その姿のカワイイこと、カワイイこと。

 で、坊ちゃん、行きたい方向へ、俺の頭をグイッと曲げる。頭の向きを強制的に変えられると、そちらのほうに、体が自然に歩いてしまう。手綱を引かれる馬と同じ状態だ。つまり馬のように、俺は坊ちゃんにコントロールされ、完全に乗りこなされているのである。俺、乗り物です。

 今日も坊ちゃんの運転する俺は、坊ちゃんの行きたいところに歩いていくのです。
 

 

見てよ。
2005/11/30

 
 「トッタン、ほらほらオートバイだよ。ほら、あそこ。ほら。」

 坊ちゃん、何か見つけるたびに報告をしてくれる。坊ちゃんにとっては大発見でも、大人にとってはどうでもいいことが多い。つい、口先だけで、「ホントだー、すごいねー。」といい加減に答えてしまう。しかし、そんな大人を、坊ちゃんは鋭く見抜く。「口先だけで、ちゃんと見てないじゃん。オレの大発見を見てないじゃん。」とでも思うのだろう。

 「見てよ、トッタン。ほら。」

 といいながら、俺のアゴをちっちゃな手のひらで掴んで、ぐいと頭の向きを変えさせる。無理やりにでも、それを見せようとしてくれる。

 ゴメン。ありがと。おかげでオートバイをちゃんと見ることが出来たよ。すごくカッコよかったよ。
 

 

保育園。
2005/11/29

 
 毎朝、坊ちゃんを保育園に連れて行くのは、俺の仕事だ。二人仲良く家を出て、車で童謡を聴きながら保育園へ向かう。保育園に着いたら、家から持ってきたお気に入りのおもちゃを、コロンコロンとシートの上に転がしてから、坊ちゃんは後部のチャイルドシートから、ズリズリと降りてくる。

 ところが今日に限って、シートから降りようとしない。

 「ホイクエン、いきたくない。おうちにかえる。かあさんとこ、いく。」

 どうしたんだろう。今までこんなこと言ったことなかったのに。保育園で何か辛いことでもあったのだろうか。そのまま坊ちゃんを抱きしめて、仕事を放り出して家に帰りたい気持ちになったが、そうはいかない。後ろ髪を引かれる思いで、坊ちゃんを保育園に置いてきた。

 まだ二歳だもんな。二歳なのに、頑張っているよな。ううう。心がキューんと痛い。ううう。ゴメンよ、坊ちゃん。

 今日は定時であがる。絶対に。
 

 

クワガタムシ。
2005/11/27

 
 ワタナベ君からクワガタムシをもらった。
 オオクワガタのつがいです。

 子供の頃はクワガタもカブトムシも大好きで、夢中になったものだ。いずれの虫も、なかなか手に入れることが難しく、夏休みになると毎朝早起きして、雑木林めぐりをしていた。行きつけのカブトムシポイントが幾つかあるのだが、ごくたまにしか彼らと出会うことは出来ない。シーズン中に二、三匹を捕獲できれば上出来だった。今回ワタナベ君から貰ったのは、カブトムシ現役時代の時にも一度も見たことのないオオクワガタだ。一時は黒いダイヤと呼ばれ、数十万円から数百万円もの金額が付いていた、あのオオクワガタだ。

 えええ。虫かよ。
 虫はいいよ。いらないよ。

 正直、心の中でそうつぶやいた。スッカリ大人になってしまった今、カブトムシもクワガタムシもゴキブリも、正直どうでもいい。っつーか、キライ。しかし、せっかく持ってきたものを、いらないと言って受け取らないのはあんまりだし。仕方なく貰いました。

 冬の間は、水気を与えるだけでいいそうで。シュッシュと霧吹きで水をかける。あああー。虫かよ。

 ところが。坊ちゃん、どういうわけだか、このクワガタムシがスッカリお気に入り。クワガタの水槽を見るたびに、「クワガタ見たい。見せて、トッタン。」とせがんでくる。その度に水槽の中をほじくって、クワガタを取り出して見せてやる。「クワガタ、ねんねしてるからね。夏になったら遊ぼうね。」「うん。」何度も、こんなやり取りをして、クワガタを触っているうちに、現役の頃の気持ちが徐々によみがえってきた。

 クワガタ、カッコいいじゃんかよ。

 よくよく見てみると、さすがに黒いダイヤと称されるだけあって、かなりカッコいい。子供の頃、やっと捕まえられたコクワガタとは、風格が全然違う。黒光りするその姿に、惚れ惚れと見とれてしまう。うふふ。楽しい。

 クワガタ最高。
 

 

ロクデナシ。
2005/11/24

 
 ドイ君の歌はとてもヘタクソなんだけど、とても心を打つのです。彼はロクデナシなんですが、良い詩を書くのです。彼は恋なんかしていないのに、彼の歌声は、胸の疼きを思い出させるのです。

 大人になると身についてしまう分別が邪魔をして、言葉を選ぶことにためらってしまう。いつからか、俺は、詩の紡げない大人になってしまった。

 他人の目線を気にすることなく、心に映る様々な感情を、素直に言葉に綴るから、ドイ君の歌はイイのだろうな。

 でもやっぱり、彼はロクデナシなんだけど。
 

 

乾杯。
2005/11/23

 
 坊ちゃん、乾杯が大好きだ。食事の時は必ずお茶の入ったコップで乾杯をする。しかし、乾杯というものを、少し勘違いして覚えてしまっていて、同じもの同士をコツッとするのが乾杯だと思っている。だから、乾杯するのはお茶だけではない。

 ごはん、カンパーイ。
 スープ、カンパーイ。
 大きいスプーン、カンパーイ。

 そして乾杯は食事の時に留まらない。
 電車好きの坊ちゃんは電車のおもちゃや、図鑑を沢山持っている。コレクションしている電車のおもちゃと同じものが図鑑に載っていると、カンパーイ。お風呂から出たあと、タオルでゴシゴシしていると、坊ちゃんのタオルと、俺のタオルでカンパーイ。

 坊ちゃん、電車のコレクション以外に、機関車トーマスのおもちゃも沢山持ってるのだが、中でも灰色の貨車がお気に入り。外出の時には手に持っていくことが多い。機関車トーマスの車両は、ご存知の方も多いと思うが、みんな顔が付いている。この貨車についている顔は、ヒゲを生やしたオッサンの顔なので、坊ちゃんはこの貨車のことをオジサンと呼んでいる。

 いつも行くスーパーに、いつも外で雑務をしているおじさんがいるのだが、よく顔を合わせるので顔見知りになってしまった。今日もスーパーに坊ちゃんを連れてのお買い物。坊ちゃん、手にはお気に入りのオジサンの貨車を持っている。

 そして、雑務のおじさんを見つけると、手に持っているオジサンの貨車を突き出して、オジサン、カンパーイ。

 言われてみれば、似てる。

 いやはやスゴイ観察力だ。

 乾杯。
 

 

電車。
2005/11/20

 
 坊ちゃんの好きなものと言えば、電車だ。一日に一回は必ず電車を見に行く時間を設けているし、電車のおもちゃをずっと手放さない。最近の坊ちゃんの電車好きは、オタクのレベルにまでなってきていて、かなりの数の電車の判別が出来るようになった。親バカの、子供自慢ですが、坊ちゃんの判別できる電車を、ずらずらっと書いてみようかな。

 300系ひかり、500系のぞみ、700系、レールスター、こまち、つばめ、つばさ、やまびこ、ドクターイエロー、イーストアイ、マックス、なすの、スーパー宗谷、スーパー白鳥、スーパー大空、スーパーあずさ、つがる、伊勢志摩ライナー、オーシャンアロー、なんぷう、しおかぜ、南海ラピート、スペーシア、ゆふいんの森、ハウステンボス、フレッシュひたち、踊り子、成田エクスプレス、さざなみ、サンダーバード、はくたか、はるか、はくと、ソニック、etc.

 まだまだあるが、これぐらいにしておこう。
 申し訳ない。親バカの、子供自慢で、本当に申し訳ない。こんなの読んでても、読者の皆さんにとっては、何にも面白くないって重々承知している。が。自慢したくて仕方がないんです。坊ちゃん、スゴイでしょ、天才でしょ。カワイイでしょ。

 本当に申し訳ない。
 

 

オオカミ。
2005/11/19

 
 絵本などで学習したのだろうと思うのだが、坊ちゃん、オオカミというおっそろしい生き物がいることを覚えた。

 正しい教育方法だとは思えないのだが、このオオカミを、ついつい利用してしまう。言うことを聞かない時に、「ちゃんとしないとオオカミさんが来るよ。」と囁くと、「ハ、ハイッ。」と返事をして言うことを聞く。恐怖によって、何かを強制させるのは、やはり適切ではないと思うのだが、時間の無い時や、どうしても言うことを聞かない時には、オオカミに助けてもらっている。オオカミの威を借りるいとうけんじ。

 でも、最近では、こちらが言うより先に、「もう、オオカミさん来ないよ。」と言いながら、ちゃんと言うことを聞くようになった。いい子にしないとオオカミが来ると、強烈に刷り込まれているようだ。うーむ、これでいいのかな。ま、いいか。いい子なんだし。うーむ。

 オオカミが怖いくせに、絵本のオオカミは大好きなようで、愛読書は、オオカミと七匹の子ヤギ。オオカミが出てくるページを、何度も飽きずに読んでいる。「ウッホッホ、親が出かけたこのすきに、子ヤギどもを食っちまおう。」って、台詞も完璧に覚えている。

 もう、天才。
 キャワイイ。
 

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