発表会。
2005/01/19

 
 坊ちゃんの保育園の発表会に行ってきた。

 坊ちゃんたち保育園児が、芸を仕込まれて、保護者の前で披露するというのが発表会というものだ。タダでさえカワイイちびっ子たちが、頑張って芸をするのだから、チョーカワイイ。溶けます。

 我が家の坊ちゃんは、赤ちゃんのゼロ歳児クラス。芸を仕込むといっても、たいしたことはできない。ステージに並んで座らされて、「げんこつ山のたぬきさん」「むすんでひらいて」の手遊びをするだけ、というのが今回の坊ちゃんたちの演目だった。

 ちっちゃなチビたちが並んで座っているだけで、それだけで立派な芸として成り立つ。もうカワイイのなんの。音楽が始まっても、手遊びなんてできません。ぽやーとしたまま座っているだけ。それでいいのよ。それで充分ですよ。

 しかし。

 音楽が始まってしばらくすると、我が家の坊ちゃんは手遊びを始めたではないか。リズムに合わせて、先生と同じ振り付けで上手に踊っている。一番真ん中に座って、一人で踊る坊ちゃんの、一人舞台。他のチビたちは最後までポケーっと座っているだけだったのだが、我が家の坊ちゃんだけは、最後まで踊り続けました。

 もー、感激。

 涙が出そうでした。

 エライっ。坊ちゃん、エライっ。よく頑張った。お前は、天才だぁぁ。

 げんこつ山が上手にできたぐらいのこと。せいぜい手をヒラヒラと振っただけのことなんだけど、ライオンキングよりドラマチックでした。
 

 

電動消しゴム。
2005/01/18

 
 電動消しゴム、などという代物を手に入れた。

 丸い棒状の消しゴムを、電気モーターで回転させて字を消す。手でゴシゴシしなくても、消したい部分に当てるだけで字が消せるという、チョー便利なグッズだ。充電式だからコードレスで持ち運びに便利。しかも経済的。

 すげぇなコレ。
 すげぇんだけど。うーむ。何と言うか。字を消すごときに、そんな大袈裟な事をしていたら、かえって非効率だ。実際、5cmの線を消してみたが、手でゴシゴシやって消すよりも時間がかかってしまったぞ。

 うわぁ。使えねぇ。

 こんな使えないものが、商品として成り立つはずもなく、俺が手に入れた電動消しゴムは、ずいぶん前に製造中止となり、メーカーの倉庫の奥のほうにデッドストックになっていたものだ。

 8時間充電して、40分間使用できます。

 うわぁ。使えねぇ。

 細かいカスが、激しく飛び散るので、それを片付けるのが面倒。

 うわぁ。使えねぇ。

 本体も結構な大きさで、全然コンパクトじゃない。はっきり言って、邪魔。

 うわぁ。使えねぇ。

 強く抑えると、動かなくなるので、濃く書かれた文字は消せない。

 うわぁ。使えねぇ。

 もうダメ出ししたらキリがない。ツッコミ所満載のメカだ。本来、人の作業を補助し負担を軽減させるのが、道具の役割だ。しかし、コイツときたら、その逆。作業効率は悪くなるし手間も増える。

 しかし。
 不思議と、コイツを嫌いになれない。いや、むしろ好きだな。プィーンと文字を消すのが、なかなか楽しい。無駄に落書きをして、無駄に消してみる。

 プィーン。プィーン、プィーン。
 ムフッ。楽しい。

 スピードや効率ばかりを追求して、見失ってしまったもの。手間隙のかかる労働や作業の中にある、喜びや楽しさ、そしてそこに介在する真心や思い入れ。そんな、人にとって大切な何かを思い出させてくれる。

 プィーン。プィーン、プィーン。

 つまりこれはスローライフを堪能するための、癒し系マシーンなのだな。

 そんな心温まるこの商品。電動消しゴム。一流メーカーの商品です。今回はテキストワールド特別価格、税込み6,000円でのご提供です。限定2個だけの販売ですので、お申し込みは今すぐ。

 どう?欲しい?

 うーん。いらない。
 

 

ノロウィルス。
2005/01/12

 
 ノロウィルスが猛威を振るっており、老人ホームなどの集団感染が社会問題となっている。

 「ノロウィルス?何じゃそりゃ。またまた新型の病原体か?」とお思いの方も多いだろうが、これは普通にどこにでもあるウィルス。流行性胃腸炎の主な病原体で、毎年冬に多く発生する。

 流行の胃腸カゼと言ってくれれば、分かりやすいものを、マスコミがわざわざノロウィルスなどと原因ウィルスを名指しで報道するものだから、さも恐ろしい新しい病気が蔓延しているような印象を与えてしまう。

 違いますからね。普通の流行性胃腸炎ですから。毎年、冬には流行するウィルスですから。普通に、必要な治療と対処をすれば、大騒ぎしたり、怖がったりする必要はないのだ。
 
 ところで、ノロウィルスと言うぐらいだから、野呂博士が発見したのかと思って調べてみたが、これは違った。残念。しかし、科学的な新発見や新開発には、発見者が名前を付けたり、発見者の名前を付けるのが、医学会においても一般的で、人名の付いたウィルスや病名は沢山ある。

 いとうけんじウィルス。
 いとうけんじ病。
 いとうけんじに感染して下痢。

 うわぁ、この手のネーミングには自分の名前を使いたくないなぁ。まぁ俺はウィルスや病気を発見することはないだろうから、心配ないのだけれど。
 

 

いとうの日。
2005/01/10

 
 いとうの日でした。
 いとうの日を祝う人たちで、街は華やかでしたね。女性陣は振袖なんか着ちゃって。

 さて、兵庫県の西宮神社では、毎年1月10日に、開門神事・福男選びと言うイベントが開催される。

 イベントのルールはいたって簡単。かけっこだ。神社の参道でかけっこで競争し、一等賞になった男が、その年の福男となる、と言う内容のものだ。

 福男になると何か良いことがあるのかと、野暮なことは言うまい。これは名誉とか誇りとか、もっと気高い、崇高な男のプライドを懸けた戦いなのである。たった一人しか得ることの出来ない栄光に向かって、大勢の男たちが、全力疾走する。

 大人の男が、本気で全力疾走する姿は、物凄く迫力がある。
 そして、美しい。
 彼らは、栄光に向かって走っているのだ。

 かけっこに限らず、人が本気で全力を尽くして何かにまい進する姿は、とても美しい。

 毎年、各地の成人式で馬鹿どもが暴れたニュースが報道されるが、なんつーか、お前ェらも何か本気出してみろよと言いたい。

 つーか、本気にならないと大人になれないって事にしませんか。難しい試験や厳しい研修をクリアしないと、日本社会で成人した大人として生きていけないって事にするんです。厳しい試練を乗り越えて、晴れて成人式を迎えられた人たちで行う成人式だったら、ニュースのような馬鹿げた事にはならないんだろうと思う。成人式に限らず、日本の社会そのものも、もっとマトモになるんじゃなかろうか。

 落第した奴は、一生、発電所の発電機を人力で回す係。
 もちろん成人してませんから、大人が大人として許されることは全て禁止。クルクルと回転するカゴの中で、ハァハァ言いながら走るモルモットみたいに、人力で発電機を回して、電力を供給してくださいな。
 

 

スリスリ。
2005/01/04

 
 坊ちゃん、寝る時は、誰かの腕につかまっていないと寝られない。しかも、服を着ている腕ではダメで、生の腕でなければならない。だから、坊ちゃんを寝かせる時はいつも、半そでTシャツ。

 坊ちゃんは、俺の生腕にコアラのように抱きついて寝る。

 そして、眠るまでの間、俺の生腕をスリスリ、スリスリとなでるのだ。きゃーん、くすぐったい、くすぐったい。でも、坊ちゃんはそれで落ち着くみたいなんだな。それに、スリスリとなでられる俺の方も、何だかとっても幸せな気分になる。

 あー、幸せだ、コノヤロー。
 

 

初詣。
2005/01/01

 
 新年と言えば、何かと祈ったり手を合わせたりする。

 家内安全。今年がよい年でありますように。宝くじが当たりますように。受験がうまくいきますように。病気が治りますように。初詣では、多くの人がこのように、自分の幸福を祈願しているのではないだろうか。

 神格的なものの前で、自己の幸福のみを祈願するのは、どうやら日本人ぐらいらしい。お祈りの内容のグローバルスタンダードは、世界平和。世界が平和でありますように。宗教や文化に関係なく、世界的には、地球全体の幸福を祈ることが普通なのである。

 それを知った時、自分の幸せばかりを祈っていた自分が少し恥ずかしくなった。

 しかし。

 神の前で世界平和を祈る人たちが、実際は世界中で戦争や紛争やテロを起こしている。いゃ、戦争や紛争ばかりだから、世界平和が切実な願いなのかな。

 何はともあれ、本当に世界平和を心から願います。
 皆さんも、初詣で自分のことばかり祈願しないで、世界平和を祈りなさい。

 あけましておめでとう。今年もよろぴく。
 

 

復活。
2004/12/28

 
 いとうけんじ。何とか生還です。ステロイドはやっぱ効くわ。生き返りました。いゃあ、ヒドイ目に遭った。死ぬかと思った。手が点滴の針の痕だらけ。シャブ中みたいになっている。

 はぁ。生きてるって素晴らしい。

 はぁ。ちょっと疲れましたね。

 気付いたら年の瀬。今年はこのままフェードアウトしていいですかね。年の瀬に死にかけましたけど、僕にとっては今年はいい年でした。災害や戦争や悲しいことが蔓延している世の中ですが、来年はいい年にしましょう。
 

 

断食。
2004/12/23

 
 かれこれ一週間、ほとんど何も食べていない。飲み物すらまともに口にしていない。普通の奴なら、既に死んでいる。俺がなぜ死なずに生き延びているかと言うと、点滴という医療テクで、生きていくのに必要な、水分や栄養を吸収しているからだ。

 ま、つまり病気だ。

 いとうけんじ、只今、病気療養中。
 掲示板レス、コンテンツの更新など、いっさい出来ませんのでご理解ください。
 

 

あっぷっぷ。
2004/12/13

 
 坊ちゃん、最近は絵本がお気に入りで、絵本を読めとせがんでくる。お気に入りは「いない、いない、ばぁ」と「あぷっぷ」。いずれも、絵本の台詞に合わせて言葉を発してくれるので、一緒に読んでいてとても楽しい。

 「いない、いない、」と俺が言うと、
 「ばぁーっ。」って言う。しかも、発音がちょっとガイジンぽい。もう、きゃわいい。

 「あっぷっぷ」は、にらめっこの遊び歌の絵本であるが、「あっぷっぷ」の部分を一緒に言ってくれる。しかし、ちょっと間違って覚えてしまっていて、「あっあっぷ。」になってしまっている。

 きゃー。もぅ、きゃわいいっ。

 最近、反抗期が始まって、思い通りにならないと、ダダをこねたり、暴れたり、泣き叫んだりするのだが、これももぅ、かわいくて、タマラン。
 

 

デジタル仮面。
2004/12/12

 
 デジタルカメラでも買おうかと、電気屋の店頭に足を運んだ。最近のデジタルカメラは、ますます高性能、高画質。そして、コンパクトで薄っぺらくなっている。おまけに、スタイリッシュ。

 うーむ。欲しい。これで坊ちゃんの写真を撮りまくりたい。

 しかし、ふと横を見ると、高性能デジタルカメラを搭載した、最新携帯電話が並んでいる。今どきの携帯のカメラは、家庭用のスナップ程度の使用ならば、必要充分の高性能なものだ。

 うーむ。携帯を買い換えるという方法もある。

 しかし、最近の携帯電話って、何だかおかしいです。
 高性能カメラに、アプリにゲームに、ブロードバンドに、ナビに、テレビまで見えて、音楽も聴ける。これほど多機能高性能な電化製品でありながら、短期間で買い替えをするユーザーが多い。つまり使い捨て商品だ。

 様々な機能を盛り込んだ電話機の形が、いびつで醜怪なのはもちろんのこと、その存在が人の節操のなさを象徴しているように思える。欲望のままに、何でも飲み込んで膨れ上がったカオナシのようだ。

 やーめた。
 デジカメも、携帯も買わない。

 ところで、デジタル仮面ってどうですか。

 え、どうって言われても。つーか、なにそれ。

 今、考えた言葉なんですけど、何かよくないですか。デジタル仮面。

 とぉー。デジタル仮面だ。とぉー。

 デジタルなのに、物凄くアナログチックっすね。
 

 

病気。
2004/12/10

 
 やたらと臭い屁が出る。屁が臭いのが、何だかちょっぴりうれしいのは、俺だけだろうか。弱っている動物がいたら死に至らしめるほどの刺激的なガス。自分の体から、これほどインパクトのあるものが放出されると言うのは、純粋に驚きや喜びを感じる。

 しかし、翌朝その理由が判明した。
 朝起きると、お腹全体が漫然とした痛みに支配されていて、体が思うように動かない。あれ、ちょっと調子が悪いかなと思う間もなく、下痢が襲ってきた。加えて激しい嘔吐。そして、高熱までもが襲ってきて、俺は身動きすることすら困難な状況に追い込まれた。臭い屁はこの前兆だったのだ。

 やべぇ、病気だ。

 下痢や嘔吐の時に注意しなければならないのは、脱水症状だ。急激に水分が体から奪われるので、下手すると命に関わるのだ。しかし、経口摂取で、水分を摂ろうとするのだが、すべて嘔吐してしまう。

 やべぇ、命がやべぇ。
 今、自分の屁の匂いを嗅いだら死ぬ。

 そんな訳で、三日間ほど病気で倒れていました。おかげさまで復活しましたけど。今流行の風邪の症状は、こんな感じで、かなりしんどいので、皆さんも注意してください。
 

 

ジミーが結婚した。
2004/11/28

 
 大学時代の先輩のジミーが結婚した。おめでとう。エロエロ人生バンザイ。人類の未来に光あれ。

 結婚のお祝い会の席に、テトラポッチョのエンドー君がいた。
 よう、久しぶり。静岡から、わざわざご苦労さん。
 おい、エンドー、ビール持って来い。

 宴もたけなわ。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。気がついたら終電の時間。よし帰るべ。

 じゃな、エンドー。俺たちは、こっちの路線の電車だから。
 バイバーイ。

 間もなく、その日最後の列車がホームに滑り込んできて、疲れた人の群を、一気に飲み込んで走り出した。

 なぁ、エンドーがこれから行くって言っていた駅って、この路線じゃないのか。
 え、じゃあ、あいつ、電車間違えたんだ。
 これ、終電だぜ。
 アホだな。
 アホだ。

 その後、エンドーは無事に朝を迎えられただろうか。
 しかし、いつまでたってもダメ男。まぁ、エンドーに立派な男っぷりを見せ付けられたら、それはそれで凹むだろうと思う。エンドーがダメ男であってくれることが、俺たちにとっての、心のオアシスなのだよ。ありがとう、エンドー君。
 

 

オート洗浄。
2004/11/26

 
 我が家のトイレはオート洗浄。用を足して立ち上がると、自動的に水が流れるようになっている。

 しかし、トイレを流すことなど、手でやったって一秒もかからない。その程度のことが自動になったからって、全然どうってことない。つーか、それぐらいのこと、自分でしましょうや。トイレを自分で流すぐらいの手間を惜しむようになったら、人としてどうかと思うよ。ホントに。

 と、うんこをしながら、ちょっと反省をして、オート洗浄の機能を停止させた。

 それからしばらくして、トイレに入ったら、山盛りうんこが流されずに便器に放置されていた。なんじゃこりゃー。
 ったく、何だか、ガッカリだよ。
 人としてガッカリだよ。
 誰だよ流し忘れたのは。

 いゃ、まてよ。
 これって、さっき俺がしたやつではないか。
 犯人は俺ではないか。

 もう、ますますガッカリだ。俺は、オート洗浄に慣らされて、自分で流すことすら出来なくなってしまった、愚かな人間です。
 

 

みかん。
2004/11/25

 
 家を建てた時に、縁起物だからと言って、お袋が勝手に、庭にみかんの木を植えた。

 今年になってふと気がつくと、その木にみかんが鈴なりに生っている。手入れもしていないし、見た目も悪い。いかにも不味そうなのだが、試しに食べてみたら、ちゃんと、みかんでした。全然問題なく食べられます。おおっ、すげーな、と感心しきり。

 それに何か得した気分。
 今年から、我が家は、みかんがタダで食べ放題だ。ホントは、焼肉食べ放題の方が、よかったんだけど、みかんでも充分うれしいっす。
 

 

枕詞。
2004/11/24

 
 インターネットで個人サイトを巡っていると、次のような言葉が枕詞になっているコンテンツをしばしば見かける。

 やる気のないページ。
 つまらないページ。
 中身のないページ。
 くだらないページ。

 帰れ。
 やる気のない奴は帰れっ。
 って、帰るのは俺のほうなんだけど。

 この手の枕詞が謳ってあるコンテンツは、その言葉どおり本当につまらない。そういう意味では読者を裏切らないのだが、その手のコンテンツに出くわすたびに物凄く損をしたような気分になり、ため息が出る。

 わざわざこの手の枕詞を使うって、一体それはどういう魂胆なのか。

 例えば、日本人の美徳として、謙遜するということがある。絶対的に自信があっても、それをストレートには出さずに、謙虚に立ち振る舞う。傲慢になったりおごったりすることなく、つつましくありたいという美しい価値観だ。

 しかし、謙遜という態度の前提には、一生懸命であることが必要不可欠。懸命に頑張って何かを成し得て、初めて謙遜が出来るのである。何にも出来ない状態で謙遜も何もあったものではない。

 いや逆に、「やる気のないページ」というタイトルから、俺は傲慢さを感じる。こういうタイトルを付けるのは、謙遜とは真逆な、不遜な態度だ。この無礼者っ。こういう奴に限って、無意味にホームページの宣伝をあちこちでしやがって。

 こういう奴は、おそらく、普段喋る時は、言葉の語尾を無意味に長く伸ばしているに違いない。

 おれってー、
 ホームページとかー、
 やってんだけどー、
 全然やる気ないしー、
 てきとーなんだけどー、
 見てくれたらうれしいなー、みたいなー、

 ぶっ飛ばすぞ。月までぶっ飛ばす。そして過激に激しく、思いっきり汚い言葉で罵ってやりたい。

 一生懸命とか、汗水たらしてとか、努力とか、そういうのが何だか暑苦しくてカッコ悪いという価値観が蔓延している現代日本。適当にユルく、ダラダラと生きることが、クールだとされている訳だ。だりぃー、とか言いながら。

 あぁ、何と嘆かわしいことか。

 あのさ、頼むから一生懸命やってください。

 趣味ですし、何をしようと自由ですけど、他人に、「見てくれ。」と言うなら、一生懸命やってください。人の能力やキャパはそれぞれだが、その人が最大限の努力をして一生懸命になって作ったものは、どんなものであれ、存在感や伝わるものがある。
 そして、一生懸命作ったものならば、「やる気がない」などという枕詞は使えないはずだ。

 もし、「つまらない」という枕詞を使いたいなら、一生懸命に、本気で、つまらなさを追求して欲しい。誰もがあきれるほどのつまらなさ。それが出来れば、それはそれで素晴らしい価値がある。

 
 

 

芸。
2004/11/18

 
 我が家の坊ちゃん、最近ますます成長著しく、色々な芸が出来るようになってきた。

 「いない、いない。」と俺が言うと、「バァーっ。」って言う。

 「手を合わせて。」と俺が言うと手をパチッと合わせる。
 「いただきます。」と俺が言うと、それに合わせてペコッと頭を下げる。

 「こんにちは。」と俺が言うと頭を下げるし、バイバイも出来る。頼めばゴミ箱にゴミを捨ててくれるし、欲しいものを取ってきてくれる。

 もう、きゃわいいっ。

 しかし、中には困った芸も。俺が坊ちゃんの顔にほっぺたをくっつけてスリスリすると、坊ちゃんは俺のアゴの先をカプッと噛む。もう歯が生えてますからね、かぶりつかれたら痛いの何の。イタタと苦しむ俺が面白いみたいで、キャッキャと笑う。それがかわいくて、またアゴを噛ませてみる。
 イタタ。
 キャッキャ。
 イタタ。
 キャッキャ。

 と言うわけで、俺のアゴには、いつも小さな歯型が付いている。
 

 

新札。
2004/11/05

 
 新札の千円に、早速お目にかかった。
 どーも。はじめまして。

 野口英世さんでしたっけ。はい。存じ上げていますよ。お医者さんでしたね。子供の頃に腕を大やけどして、後に後遺症の手術治療を受け、医学に興味を持ったことが医師となるきっかけとなったんでしたっけ。

 新札は、やはり物珍しく、眺めていて楽しい。馴染みがないから、お金じゃないような気がする。何だかおもちゃみたい。

 しかし、肖像の野口英世の出来がいまいちな気がする。
 もちろん、野口英世とは直接面識がないのだが、この千円札の野口は実物を再現しきれていないような気がする。似てるんだけど、惜しい。微妙に違う。テレビにでてくる、有名人のそっくりさんに感じる違和感と同じものを感じる。俺の知っている野口先生は、こんなじゃない。もっとカッコいいぞ。

 うーむ。
 俺、大発見をしてしまった。
 この肖像、あの人に似ている。大御所のシンガーソングライター。昴とか、いい日旅たちとか歌っている、声が渋くて、頭が剥げてるあの人。えっと。
 谷村新司。

 髪の毛の部分のを指で隠せば、そっくり。
 新千円札をお手の際には、是非お試しください。
 

 

スランプ。
2004/10/26

 
 毎週火曜日更新をしていたテキストですが、スランプで書けなくなりました。はっはっは。しばらくの間、気まぐれ更新で勘弁していただきたいと思います。
 

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