日齢のススメ

今度は、「日齢」について考えてみましょう。

≪ なぜ「日にち」なのか ≫

 時間の単位は不規則な進法によって刻まれていることを、前のページで考察しました。「秒」、「分」、「時間」、「日」、までは不変的で、そこから先の「月」、「年」は、カウントのタイミングがバラバラであることも分かりました。

 何かを計るときには、不変的で絶対基準が必要不可欠です。

 ならば「日にち」によってカウントしようというのが、私からの提案です。

 もちろん、分や秒でも良いのですが、人生と言う長い時間を計るのですから、不変的な時間単位の中で最も大きい「日にち」が適していますよね。
 
※「うるう秒はどうなるんだ」とか、細かいことを言われる人もいるのですが、そこが気になる方は、「秒」で生きてください。
 

 

≪ 年齢よりも長いスパン ≫

 「日齢」を取り入れた場合、1,000日を節目に人生を捉えるてはどうでしょうか。

 現在の平均寿命がおよそ80歳。年齢ならば80回もの区切りと10年ごとに訪れる世代の切り替わりの大きな節目。

 これを日にちに換算すると30,000日です。30,000と言う数字を、適当に区切って数えようとするならば、1,000を区切りとするのが適当でしょう。1,000日は3年程度。年齢よりも長いスパンで節目を設けることになります。

 1000日期の節目が、人生で30回。30節で人生を捉えなおすのです。

 面白いことに、日齢で生じる1,000日毎の節目は、人生の節目とも重なっています。「日齢換算表」のページに詳しい表を載せてありますので参照してください。
 

 

 1,000日という時間 

 「石の上にも三年」
 「桃栗三年、柿八年」
 「犬は三日の恩を三年忘れず」
 「商い三年」
 「三年目の浮気」
 3年というキーワードを含む、ことわざ、言い回しが沢山あります。
 3年という時間は、一般的に、区切りのいい時間の長さとされているわけです。

 ここで一つ疑問が生じます。なぜ3年なのか。
 通常の十進法で言えば、区切りのいいポイントは5や10です。3という数字は実に中途半端な数字。にもかかわらず3年が区切りのいい時間とされている。

 偶然の一致かもしれませんが、3年と言う時間を日数で換算すると。
 3年はおよそ1,000日。つまり、なんとなく区切りのいいと感じている時間の長さが1,000日なのです。

 長い緩やかな人生を計るのには、であれば、こまぎれに節目を刻む年齢より、ゆったりとし1,000日と言うスパンで区切ったほうがしっくりくるんですよ、きっと。
 

 

≪ 日齢を取り入れよう ≫

 あれこれ数字をこねくり回しましたが、人生を日数で数えることは、実に道理に合っているんじゃないかと思うんですね。日数でカウントするだけなのに、そこには、新しい発見も沢山あるんですよ。

 「いいこと、あれこれ」のページでは、そんな新しい発見や、楽しいことについてより詳しく書いていますので、参照してください。
 

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