サンタクロース パートU。
2009/12/22

 
 クリスマス、クリスマスと、仏教徒たちが騒いでいますな。 

 実際、サンタクロースって夢がある話だとは思う。ヒゲのオッサンが、子供たちにプレゼントを配る。いい話や。 

 しかし、仏教徒がクリスマスと騒ぐのは、やっぱりみっともない。日本にも、サンタクロースに負けない夢のあるキャラクターがいるではないか。七福神とか。そっちで夢見ようよ。 

 そうそう、忘れていけないのが、ねずみ小僧。あくどい事をしている金持ちから、金品を盗んで、貧乏人に分け与える。正義のヒーローだ。サンタクロースに負けてません。と言うか、勝ってます。泥棒ですから。ヒーローなのに泥棒。 

 背負っているものの重みが違う。 
 世のしがらみとか、汚い大人の社会とか、「世の中結局は金」みたいな、そういう社会の矛盾に、ズバッと切り込んでいるんスよ、ねずみ小僧は。世の中には矛盾や不公平や、法律ギリギリの事とか、いっぱいあるんですよ。裏の世界とか、黒い金とか、もうすんごいんすよ。合法的に、社会的にそれらを解決しようと思ったら、なんつーか、ややこしくて、まどろっこしい方法しかないわけで。 

 もう、手っ取り早く盗んで分ける。すっげー分かりやすいし、効果的。そういうことだ。 

 ねずみ小僧は、その危ない橋を、たった一人で渡っているわけで。罪を全部一人で背負って、矛盾した世の中に、最もリアルな形で抵抗している。 

 カッコイイ。 

 でも教育上はやっぱりマズイかな。泥棒だし。子供向けじゃないかもね。じゃあ、ねずみ小僧をモチーフにして、子供向けのキャラクターをつくったらどうかな。 

 ねずみ子象とか。 

 お前は、ねずみなのか、象なのか、ハッキリしろ。 

 そんな感じのやつ。
 

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