予知能力 パート2。
2004/08/24

 
 先日の予知能力についてのテキストに寄せられた感想の中に、驚くべきものがあった。

 「私、地震、予知できるんです。6時間ほど前に。近くのなら。どうしましょ。母も地震に敏感。家族でVIP!?」

 って、おいっ。それ、スゲーじゃないか。いゃマジに。冗談抜きに、革命的なことですよ。世界的大発見じゃないのか。日本政府や関係各庁に申し出たほうがいいんじゃないのか。ソーリダイジンとかに言ったほうがいいんじゃないのか。

 特殊能力って、自分では、それがスゴイことだと言うことが認識できない場合が多い。生まれたときから備わっている能力なので、その人にとって、それはごく当たり前の日常的なことなのである。
 今回の地震予知も、まさにそのケースである。

 ちょっと、アンタ。
 のんきに「VIP!?」なんて言ってる場合じゃないっすよ。
 アンタはスゴイ。自覚しなさいっ。

 ナマズをはじめ、多くの動物は、地震予知ができると言われている。様々な動物を利用して、地震予知をしようという試みも各方面で行われている。複数箇所でナマズを飼い、ライブカメラで観察し、地震を察知した時の異常行動を捉えようという、ナマズの地震予知ネットワーク構想は有名な話だ。

 しかし、それらの動物の中に、人間は含まれていない。同じように地震予知ができる人間がいるとは、誰も思いもしなかったからだ。まったくもって盲点だった。考えてみれば、人間だって動物である。地震の前兆を敏感に感じる人間がいたって全然不思議ではない。

 ならば、地震に敏感な人間で、地震予知ネットワークを作ったほうが絶対に効率が良い。何てったって、言葉が通じますから。
 動物で予知しようとする場合、その判定って、結構難しいと思うんですよ。動物だから、当然、地震以外のものにも反応する。
 「あ、今のは予知だと思う?」
 「うーん。」
 「エサが欲しいのかな?」
 「うーん。」
 って、迷ってばかりいるうちに、ホントに地震に反応しているものも見落としそうだ。しかし人間なら、その心配は無い。

 きゃー。

 「い、今のは、ひょっとして地震予知ですか?」

 ふふふ、ひ、み、つ。

 「えー、教えてくださいよー。」

 じゃあー、乳首舐めてくれたら教えてあげるっ。

 今からでも全然遅くない。日本政府は地震予知ができる人間を募集して、人間による地震予知ネットワークを設立すべきである。来るべき大地震に備えて、一刻も早く組織するべきである。

 ちなみに、その時は、オレ、隊長ですから。
 お忘れかも知れませんが、オレも地震予知できる組ですから。
 

Produced by 110kz.com

Sponsor Site