先日、台風情報をネットでチェックしていて発見。
最近じゃ、台風を名前で呼ぶんですか。
台風7号、アジア名、MINDULLE(ミンドゥル)とか。
台風8号、アジア名、TINGTING(テンテン)とか。
どうせ、欧米でハリケーンに名前を付けて呼ぶのを真似しただけなんだろ、と思っていたら違った。実は、今までは、太平洋地域の台風にもハリケーンと同様に英語名が付けられていたらしい。しかし世界気象機関(WMO)の台風委員会で、「アジア地域の台風にはアジアっぽい名前を付けたほうが良いんじゃねぇか。」と言う話になった。
で、アジアを中心とした14ヶ国で名前を出し合って、台風の名前リストを作った。そのリストに従って、順に台風に名前を割り当てていくのだそうで。2000年から使用を始めたが、まだまだかなり先の台風まで名前が決まっているようだ。
もちろん、我が日本が提案した名前も、リストに含まれている。日本が提供した名前はと言うと、トカゲ、コンパス、テンビン、ワシ、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ。
うーん。いまいち冴えないなぁ。
大型で強い勢力の台風ヤギが、とか言われても。
父さん、今夜あたりヤギが来るってよ。
何が来るって?
ヤギ。
ヤギが、何しに来んのよ。
次のリストを作るときは、もっとパンチが聞いた名前で頼みます。
鬼とか、やまんばとか、ゴジラとか。あと、アメリカ軍とか。
「今夜遅く、アメリカ軍は房総半島に上陸する見込みです。」
うわぁっ、怖っ。
あと、良かったら、オレの名前を使ってくれてもいい。
台風イトウケンジ。
うわー。カッチョイイー。
オレの名前が付いている台風は、やっぱりある程度の大きさとパワーを誇る台風であって欲しい。「超大型で非常に強い台風イトウケンジが、今夜にも関東地方に上陸します。」
イトウケンジの上陸。
うわー。カッチョイイー。
「台風イトウケンジによって、小学校の飼育小屋が飛ばされ、飼っていたウサギ24匹が死亡しました。」
うわー。
やっぱ、台風になるのやめとく。
※日本の気象庁は、国際向けの情報としてはアジア名を用いていますが、国内向けの情報では引き続き、その年に発生した順の通し番号のみを使っています。私たち日本人にとっては、今後もあまり馴染みがないままかも知れませんね。
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