みっちゃん、みちみち、うんこたれてぇ。
紙がないから、手で拭いてぇ。
もったいないから、舐めちゃった。
ご存知、「みっちゃんのテーマ」だ。誰もが知っている、超有名なスタンダードナンバーだ。みっちゃんという名詞を耳にすると、条件反射的にこのフレーズが頭に浮かぶ人も少なくないだろう。
それにしても、すごい歌詞だな。
うんこをする、のではなく、うんこをたれる、と言う辺りがスゴイ。迫力がある。
先日、オレが調査したところ、20歳代から50歳代までの世代には、この曲は満遍なく認知されていることが判明した。もっときちんと調べてみれば、下は現役の小学生から、上はもっと高齢の世代まで、世代を越えて認知されていることが分かるであろう。
スゴイ知名度だ。文部省推奨歌レベルだ。
いゃ、文部省推奨歌をはるかにしのぐ。
楽譜や歌詞が、教科書などに載っているわけでもなく、レコーディングされた音源があるわけでもない。まったく媒体に記録されていないフレーズが、人から人への口伝えだけで、世代を越え、地域を越えて、ここまでの知名度、認知度を確立しているのだ。
もはや、これは日本の伝統文化と言える。
世のみっちゃんは全員、この歌ではやしたてられてイジメられた、辛い経験があるのだろうなぁ。でも、オレ的には、みっちゃんって、カワイイ感じのイメージ。だから、イジメられているみっちゃんを見かけた時には、オレはみっちゃんを守るぞ。
あ、ちょっと誤解を招きそうだな。「カワイくないみっちゃんなら、守らないのか。」と言われそう。いゃ、守ります。もちろん守ります。イトケンはみっちゃんの味方っす。
「やさしいのね。」
いぇ、当然のことをしたまでです。
「怖かったの。もう少し、こうしてていいかしら。」
私でよろしければ。
「暖かいのね。」
マッチョですから。
「イトケンさん・・・。」
奥さん・・・。
「奥さんなんて、イヤ。みっちゃんと呼んで。」
みっちゃぁぁぁぁぁん。
まぁ、そんな感じだ。
オレは、みっちゃんを守る。
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