土偶。
2004/03/02

 
 
えーっと、いとうけんじ、古代ミステリーを一つ解明してしまいました。

 土偶の謎。

 社会科の教科書に、写真付きで紹介されていたりするので、土偶を知らない人はいないだろう。縄文時代に作られた、土器の人形である。特徴的な顔と、ずんぐりむっくりな体系と、ヘンテコリンな模様の服。どっちかと言うとブキミ系のキャラクターだ。

 安易で短絡的な発想しか出来ない連中は、宇宙人を模ったものだとか言っている。あれは宇宙服とヘルメットを現していて、あの時代にそんな物はないから、宇宙人だぁぁぁぁ。
 アホか。その手の連中に語らせると、世の中の出来事の多くが、宇宙人の仕業になってしまう。

 マジメに考古学を研究している人達は、もっとまともな解釈をしている。当然か。
 それによると女性だそうで。理由はおっぱいがあるから。

 うーむ。ちょっとそれはキビシイんじゃないかと。確かに、様々な形の土偶が出土しており、明らかに妊娠中の女性を模っているものもあるが、一般的に知られている、ずんぐりブキミ系の土偶も、同じように女性だと言うのはマズイ。
 女性人権団体とか怒るよ。生物としてのヒトは、当時も現在もほとんど違いはないから、当時の女性があんな顔だったとは考えにくい。それに、わざわざあんなブキミに表現する理由がない。

 加えて、ものを抽象的に表現すると言う作業を、当時の人達が、どの程度していたかと言う疑問が生じる。それぐらいの時代の人って、対象物を比較的忠実に再現していたと思う。過度にデフォルメして、自分の価値観や感性を表現して、芸術や美術に勤しんでいたとは考えにくい。女性がモデルで、あの土偶を作るには、ピカソ並みの飛躍した芸術的感性が必要だ。

 となると、土偶に極めて似た何かが存在していた、という事になる。

 ふふふ。

 それを、見つけてしまったのだな。オレは。

 知りたい?

 えー、もったいぶって教えます。
 あれはね、赤ちゃんっす。ベイビーっす。生まれたばかりの赤ちゃんが泣くと、ああ言う顔になるんです。特に目の周りがそっくり。目の周りがぷっくり盛り上がって、目が線のようになって。

 赤ちゃんの誕生は、人生最大の喜びなんですよ。赤ちゃんは、すんげー宝物なんです。それは、古代も変わらなかったはず。その宝物である赤ん坊を模った人形が、土偶と言う訳だ。

 日本には、古来より形代という風習がある。紙や草などで人形を作り、怪我や病、厄やけがれを人形に移して、人形を川に流したり、燃やしたりして厄払いをするというもの。ひな祭りは、この風習が形式化して現代まで残ったものである。
 土偶のほとんどが人為的に壊された状態で出土するので、この形代として使われていたのではないかと言う説が一般的である。

 となると、やはり土偶は赤ちゃんを模った物だとするオレの説は、ますます信憑性を帯びてくる。赤ちゃんに似せて作った土偶に、厄を肩代わりしてもらい、子供の健やかな成長を願ったのだ。

 あー、これ、間違いないわ。

 ヤベー。オレ、スゴイわ。
 学会とかに発表した方がいいかな。どうやって発表したらいいんだろう。詳しい人、教えてください。

 関係ないけど、オレ、「おーい、はに丸」の、ヒンベエのものまねが得意です。

 はぁにまぁるさまぁぁぁぁっ。
 

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