外来種。
2003/04/04

 
 アメリカザリガニ。日本中のどこでも見られる野生生物である。ご存知の方も多いと思うが、このアメリカザリガニ、外来種である。

 外来種とは、もともと日本に生息していない生物が、外国から持ち込まれ、国内で繁殖してしまったものを指す言葉である。アメリカザリガニも、昭和初期に食用ガエルの餌として持ち込まれたものが、逃げ出し繁殖してしまった。最初に逃げ出したアメリカザリガニは十数匹だというから、その繁殖力のすごさには脱帽である。

 しかし、繁殖力旺盛な外来種は、もともとの生態系を破壊し、古来から日本に生息している在来種を駆逐してしまう。生態系が壊れることの影響は、我々の想像を越える、実に様々な範囲に及ぶ。
 これは深刻な問題なのである。

 ちなみにオレは物知りだから、問題になっている外来種を沢山知っている。

 ブラックバス、ブルーギル。
 肉食の獰猛な魚だ。在来種の魚たちがこいつらのせいで激減し、絶滅の危機に瀕している種も少なくない。バス釣りした際にはリリースしないで欲しい。

 セアカゴケグモ。
 強い毒をもった蜘蛛である。木材などと一緒に持ち込まれたとされている。国内で生息が確認された当初は、大問題となったが、現在はまったく話題にものぼらない。しかし、日本に定着しその生息範囲は拡大中である。

 マングース。
 奄美大島にハブ退治を目的として持ち込まれた。ところがマングースは、ハブを退治せず、もっと捕獲が楽な貴重な奄美大島の在来生物を駆逐し始めた。そりゃ、そうだよなぁ。オレだって、楽に100万円稼げる仕事があれば、安月給の今の仕事はすぐにだって辞めてやる。マングースも一緒だ。

 そして、最近やたら目に付く外来種がいる。

 街を歩けば、こいつだらけ。
 テレビをつければこいつが写っている。
 とにもかくにも、こいつばかりだ。

 困った外来種だ。

 ボブサップ。
 

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